小西のNOTE

日々思う事、建築の詳しい話、建築の情勢等、小西が伝えたいこと

2202/11/22

【 職人気質 -craftsmanship- 絶滅危惧種? 】

私たちは利害に支配される建築を好みません。


利害に支配されると努力や時間は利にならないとなり、
チャレンジができなくなるからです。

先日、新しい大工さんが弊社の仕事をしたいと来られました、
今では珍しい、職人気質の大工さんのようで
その理由は「この事務所のような難しいデザイン性の建築をしたい」ということでした。


この言葉でこの大工さんにお願いすることを決めました。

事務所設立から24年一緒に働いている絶滅危惧種の大工さんも同じような話をします。


「ここの仕事は、面倒だけどおもしろい」とか
「作っているいるときは何だかわからんけど、言われた通りやったらカッコイイんだよな」
なんてことを言います。


ヨイショは言えない職人なので本心なのでしょう。

気難しく、機嫌を損ねると大変ですが、
この時代、このような考え方をもつ極めて貴重な職人気質の大工さんは、
大事にしなければならず、

ちゃんと評価するべきだと思っています。
 

2202/10/22

【 価値とみかけの価値(価値の断捨離) 】

月は地平線近くにある時は大きく見え、高く上がると小さく見えます。


これは地平線近くのものを対比してしまうため対する月が大きく見える現象
「みかけの月」と言います。

建物での「価値観」は自分の中にあるものです。


本来、価値は何かと相対する必要はないはずですが、
どうしてもお金や人など他の何かと相対してしまいます。

 


それで生じる価値が「みかけの価値」です。

本当は好きでもない「みかけの価値」を価値として評価してしまうことに陥ります。


建築時のみかけの価値=満足度は一時的で
本当は好きではないのですから幸せにはなりません。

何かに支配されない、価値の断捨離をして
自分の中の価値観を考えシンプルにやりたいことを行うのが一番です。

 

そのうえでそのことに費用がかかっても
それは一番好きなことですから、納得できるし
将来も自分にとって価値の高い家に住み続けられ幸せになれると思います。
 

2202/10/08

【 なぜ分離発注なのか? 】

分離発注とは正式には分離分割発注方式とも言い、
設計施工分離にプラス、建築主様が各々の専門工事業者と直接分割発注するシステムのことです。

 

弊社がこのシステムを行う理由ですが、
私たちは建築士であり、建築家です。


建築家は頼りがいのある建築の専門家で、建築士は職能者とも言われます。
職能者とは特定の職に能力を持っていることを
国家資格として認められた者で、一定の報酬をいただくことを認められています。

認められていますから、縛りがあります。
「建築士を持ったものは社会と人に貢献しなければならない、依頼者を騙してはいけない」
騙してはいけないということは、
やっている業務はすべて公開し、自らの潔白と公正を保たなければいけません。


そのため、

施工とは分離して、私たちの報酬は建築士法で定められた報酬料となり
施工は実費(私たちから外して)が原則です。
これを「設計、施工分離」と言います。


そのため多くの設計事務所(建築士)の施工を建築会社や工務店に依頼します。

しかし、この方法は多重下請け構造と同じになり多くの中間マージンがかかります。
依頼主様からするとマージンは建築に直接関係しない費用がかかることが無駄に思え、
さらに設計事務所の価値は結果でなければ、わかりにくいということもあり
設計事務所には依頼しづらくなる傾向があります。


そこで私たちは
「社会と人に貢献しなければならない」のであれば
少しでも無駄を省きコストを下げその分建築のレベルを上げ貢献するのも使命
との考え方から、
・設計等と施工の利害分離=設計施工分離
・建築会社さんの孫請け業者レベルに、建築主様が直接する分割発注するシステム=専門工事分割発注
二つが依頼主様に貢献できると考えました。


開所以来この分離分割発注方式を24年行ってきましたが
依頼主様より、直接発注の場合の自己責任リスクが不安だとの話があり
依頼者様の不安リスクを排除することも私たちの使命であることから
令和元年、建設業登録も取得し
計画は上記のように施工者額をすべてオープンに公開して行い
その金額と内容のまま、弊社一括請負することも可能とすることも可能としました。

 

2202/09/28

【 作品work著作権copyrightとはなんだ? 】

作品とは、仕事の結果、人がつくったもの、

芸術意図を持って作られたものなどとあり、
建築家は自分の作品と言い芸術を主張し、

建築会社は自分たちの仕事結果とPRします。


このように、


設計なら委任報酬をいただいているわけですから

制作プランなどは依頼主様の所有になり、


建築会社も請負で約束した内容で代金を受け取るのと同時に

建物は建築主様の所有になります。
ただし、著作権は違う権利になります。

著作権とは、財産権で著作者の人格的権利を言い、

著作者の思いに反するような扱いをしてはいけないという権利で、

印刷、写真、コピー、録音、録画、複製や多くの人に著作物を見せる権利で、
基本個人に帰属しますが、

社員による制作は「職務著作」で会社が著作者となります。

建築での著作権が問題となるケースは
「著作者以外が自分のHPで作品をPRしてはいけない」という場合や、
「著作者の承諾なしで同じデザインの建売を複数やってはいけない」という場合で、

もちろん、著作者が承諾すれば問題ないわけですので
依頼主様個人が住宅等でこの著作権に関係することはあまりなく、
依頼主様が希望される場合は弊社のHPに掲載しないようにしています。
 

2202/09/08

【 餅は餅屋 】

この言葉は

餅は餅屋がついたのが一番うまい、

その道のことは専門家が一番であるというたとえです。

 

建築に必要な能力は多種で、

もちろんすべてを兼ね備えた建築家は居ませんが、

弊社では、それぞれの得意分野を集団として合わせることで

餅屋(専門家)の能力を持ちました。

 

この能力はデザインや環境性能、構造、

コスト管理、施工管理などの専門能力を持ちます。

この専門家能力を持った得意を集め、そのうえで

分離分割発注方式などを用いて

できるかぎり不要な仲介者や多重マージンなどは入れない

できるかぎり無駄を省き、見極め、

良い所取りできれば最良です。

 

私たちは

設計デザインとマネジメントの建築を

トータルで行うことができる専門家(餅屋)です。

2202/08/20

【 もっと建築家を使ってください 】

敷居が高いと思っていませんか?

思い通りにならないと思っていませんか?

建築家にもいろいろいます

私たちはあくまでも、

依頼主様から委任されて仕事を行います。

そのうえで

私たちは建築の専門家、

依頼主様ができない部分を専門家として補助します。

 

建築家はコスト管理が苦手と思っていませんか?

依頼主様の利益の為、

分離発注方式を24年実績し、鍛えられています

分離発注方式を採用すると建築家報酬を入れても

工務店程度のコストで建築できます。

(その額のまま一括請負も可能です)

 

建築家は施工が苦手と思っていませんか?

 施工を知らずして良い設計はできません

私たちは24年の経験と実績からの合理的手法で品質、

工程、コストの管理を行っています。

2202/07/16

【 デザイン design 設計 意匠 図案の考察 】

 

 建築で言うデザインとは何でしょうか? 


一般的には設計、意匠、図案とは芸術や美術からくる 

 

色や形、バランスなどを言われます。

しかし、建築のデザインはそれだけではなく


物や環境を人が自然な動きや状態で使えるように設計することや

あたたかい、使いやすさ、明るい、


心地が良いなど形状や動作、人の生活の反応や変化、心理的な感情の変化など


人間工学や環境など様々なことを含めデザインです。

よいデザインは価値を生み出します。

 


もしかすると機能性、実現性、経済性、社会情勢など、


建築目的を実現することに関わる全てが含まれるのかもしれません。
 

2021/12/25

小西のノート開始します​。